束子ダイナミック

変なゲームと優しい物語が好きなブログ

PS4の「Play at Home」で無料配信されてるゲームを全部遊んでみる【その2】

 「Play at Home」で無料配信されてるゲームを全部遊んでみようという連続記事です。その1はこちら。

towersea255.hatenablog.com

 公式の紹介ページはこちら。

www.playstation.com

 前回よく分からないゲームが多いと書いたが、よく見ると似たようなテーマのゲームが多いんだよな……宇宙、海、電脳、不可思議世界が目白押し。今回はこの3つを遊んでみました。

箱庭アクションのおもちゃ箱『ASTRO BOT: RESCUE MISSION』

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後ろの大きいのが自分らしいです
  • プレイ範囲:ワールド1のボスを倒すまで
  • プレイ時間:1時間くらい
  • VR酔い:そこそこ*1

 ちっちゃなロボット「アストロボット」を見下ろし視点で操作するVRアクションゲーム。箱庭風のステージを進み、仲間を救出しつつゴールを目指す。OPからその愛らしさに心を掴まれるが、敵の襲撃を受けてロボットたちが宇宙空間に散らばっていくさまは何気にショッキングである。

 見下ろし視点は一見酔いにくそうなのだが、カメラが前に進むときにかかるベクション*2がどうしてもキツい。周辺視野を黒くするオプションだけでもあると違いそうだが……このゲーム、オプション無し!

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こいつはもう手遅れなんでしょうか

 難易度は意外と高い。基本は一撃死だし、3Dアクションの宿命的課題である「奥行き」を感じ取らなくてはならないタイプのアクションだ。VRだから理屈上は奥行きが見えてもいいはずなのだが、見え……見えない。我眼鏡矯正平面視野所持者也。

 チェックポイントがそこそこ細かいので全く進めなくなることはなさそうだが、そもそもVRゲーで細かいコントロールを要求されるのは個人的にはストレス要素。覗き込んで進むような見えにくいところに敵を置くのは勘弁してほしい。

 とはいえ見た目やインタラクションの豊富さなど、細かい作りこみが凄くて全体の出来は良いので、アリなしで言えばアリですね。かわいいぞ。

異星で素潜りサバイバル『Subnautica サブノーティカ

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獲ったどー
  • プレイ範囲:母船が爆発した
  • プレイ時間:1時間くらい

 未知の海洋惑星でサバイバルとかクラフトするゲーム。雑な印象を言うとコンパクトに整理された『No Man’s Sky』って感じだろうか……。そしてこれも×決定。

 宇宙船が墜落し、脱出ポッドを出ると周囲は一面の海、装備も無し。ということで素潜りでヘンテコな異星魚を追いかけまわして鷲掴みにするところからスタート。そういうワイルドな感じなのね。

 集めたものを材料に変換したりクラフトして、食料と装備を揃えつつ更なる大海へ、という流れのようだ。あまり細かい導入がないので多少のとっつきにくさは感じるが、『マインクラフト』を筆頭にサバイバルゲームって何故かそういうものなので諦めよう。そこを手探りでやっていくのも楽しさのうちということで。

 どうも拠点を作ることもできるらしく、これ脱出しないでこの星で快適に一生を終えるのが目的……? これもじっくり遊べそうな予感。

 甲虫レールリズムゲーム『THUMPER リズム・バイオレンスゲーム』

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メタリックカブトムシ
  • プレイ範囲:ステージ3途中まで
  • プレイ時間:1時間半くらい
  • VR酔い:かなり少ない 

 メタリックカブトムシがレールの上をシャーッと進むので、リズムに乗ってタイミングよくボタンを押していく……失敗すると粉々になる。まぁリズムゲームと言っていいと思う。VRコーナーに載っているが、VRは無くても遊べる。あとメタリックカブトムシじゃなくてスペースビートルだそうです。

  これまで遊んだVRゲーで一番酔わないかも、というくらい酔いが少ない。視線移動がほとんど無いためか? レールに近い視点だとそれなりに酔うので、オプションで自動位置調整を切って、意図的にちょっと離すといいみたい。

 リズムゲームとして見るとやや気になるところも。操作がややこしくて一貫性がない、正解判定が分かりにくい、ド派手なエフェクトが邪魔で先のノーツが見づらくなる。障害物がお手本のようにリズム付きで配置されるのはノリでやりやすくて良いんだけど、盛り上がってくるとそれが無くなって(聞こえなくなって?)しまうのであまり機能していない。反射神経勝負になる。

 かなりの集中力が要求されるので、ある意味VR向きなのかもしれない。ステージ3あたりからは相当難しくてちょっと無理そうなのだが、なんかムキになってやっちゃう感じはあります。難しいぶん、上手くいったときのシンプルな達成感がある。

 あとバイオレンス要素少なくない?というタイトルへの突っ込みは入れておきたい。


 今回は結構ヘンなゲームを知ることができましたね……その3へ続く。

(4/20追記)その3を更新しました。

towersea255.hatenablog.com

*1:個人の感想です

*2:「視覚によって、自分は静止しているにもかかわらず、移動しているかのように感じる錯覚(ベクションとは - コトバンク)」。臨場感とVR酔いトレードオフになる