待ってないかもしれないけどお待たせしました。「Play at Home」を全部遊んでみる連続記事のその4、『Horizon Zero Dawn』編です。4月に配布されていたタイトルを遊んだ【その1】から【その3】はこちら。
- PS4の「Play at Home」で無料配信されてるゲームを全部遊んでみる【その1】 - 束子ダイナミック
- PS4の「Play at Home」で無料配信されてるゲームを全部遊んでみる【その2】 - 束子ダイナミック
- PS4の「Play at Home」で無料配信されてるゲームを全部遊んでみる【その3】 - 束子ダイナミック
今回も当然未クリアなので、レビューというかファーストインプレッション的なものになります。
- プレイ範囲:使者として旅立つところまで
- プレイ時間:5〜6時間くらい
いかにもド大作オープンワールドなルックスの本作だが、これが思ったよりもカジュアルな遊び心地のゲームだった。草原を駆け回って、弓矢と槍で機械獣と野生動物を狩りまくる!という基本のアクションがそれだけでも楽しい。難易度ノーマルでそれほど難しくないし、その下に二段階も用意されてる間口の広さ。敵の密度がそれほど高くないので、緊張感にメリハリがあって程よく気楽にできます。
一時間ほどのチュートリアルを抜けると、いきなり自由に野山を行動させてくれるのも分かってる感がある。野生に返りすぎて本筋を忘れても、充実のガイド機能があるので安心。オープンワールドとしての基本はバッチリ整備されていて、遊びやすい。
あと、話を進めると機械獣にライドできるようにもなったので、草原駆け回りは更に加速しそうな予感。
カジュアルといえば、主人公のアーロイが良い意味で普通のメンタルなのも遊びやすさの一端である。いやなんか、洋ゲーの主人公ってよく復讐に狂ってたり、極端にタフな性格だったりするので……。異端者と疎外されて村人に口も効いてもらえない境遇にもかかわらず、ちょっと皮肉っぽいくらいの素直な子に育っているのは奇跡的。親父さんのおかげかな。
古今東西のゲームにおいて「主人公の師匠でもある良き父親」が無事だった試しがありますか? とはいえ、このカラッとした雰囲気ならばあるいは……。
ロストの運命は君自身の目で確かめてくれ!
そんな親父さんとふたりきりで孤独に育った主人公の世界が、とあるきっかけから広がっていくストーリーは結構好み。遊ぶ前はなんとなく「人間は自分しかいない世界」くらいのイメージだったのだが、全然そんなことはなかった。
機械の暴走で壊滅した人類が、信仰と掟を重んじる部族社会で新たな秩序を築いてる、という世界観はかなり凝ってるのだが、細かい情報は読みたければどうぞという感じで選択肢に逃しているし、次に何するとかの説明も思い切ってカットされていて「まぁ、見ればわかるでしょう」的な趣向。ここら辺の押しつけのましくなさもまたカジュアルで好印象。
そんな感じで非常に取っつきやすいオープンワールドゲームになっていて、オープンワールド初心者、獲物を求める野生児、ロストテクノロジーやポストアポカリプス好きまで広くおすすめできそうなゲームだと思います。
『Horizon』については前回までの9タイトルと違い「ダウンロードは5月15日の午後12時までご利用いただけます」と記載があるので、おそらくライブラリ追加でのキープはできず、一度消してしまうと無料で再ダウンロードはできない……ということだと思う。気になってる人は今のうちに容量空けてダウンロードしておくといいですよ。
※記事中の画像について:HDRモードでスクショすると色バランスが若干おかしくなるようで、実機だともう少し綺麗に見えます。モンハンワールドとかもそうだった気がする。